物質世界への再訪(7) 壮大な成長の旅(2)

なお、この物質界に再び生まれてくるにあたり、意識体としての私たちはみな、中間生にいる間の記憶や、次の人生計画を、すべて消した(思い出せないようにした)
状態で生まれてきます。

学生にとって、試験の前に問題や回答を知っていては効果がない様に人生という名の問題集においても、これらの情報は知らないで置く必要があるためです。


自分が今回の人生で、将来出会うように計画しておいた事件を垣間見てしまった被験者
たちの多くが、催眠状態のまま、ホイットン博士に「催眠を解く時に、その記憶を意識から
消して下さい」と依頼するのもそのためです。


自分の未来を語っている最中に、自分で催眠状態から跳ね起きて、それまでの話を
いっさい思い出せなくなった被験者もいるそうです。

そして、ある被験者は、このように哀願したということです。

どうか目が覚めたら、このことを思い出させないで下さい。
人生の台本を、書き直したくなってしまうかもしれませんから


自分が立てた人生計画を催眠状態で知り、ホイットン博士に予言した被験者たちも、少なくありません。

もちろん、ホイットン博士は、その内容を催眠から覚めた被験者に教えたりはしませんが、その予言が近い時期のもので、その実現を確認することができる種類のものである場合
には、「常に正しいことが証明された」のだそうです。


いずれにしても、退行催眠によって中間生の記憶をよみがえらせた被験者たちの証言は、根本的な一点で、みな、同じく手厳しいものでした。

 それは、

自分がどのような人間で、どのような境遇にいるかということは、すべて自分の
責任である。自分自身が、それを選んだ張本人なのだ


ということだったのです。


ホイットン博士は、この不思議な仕組みについて、つぎのように結論付けています。

 「一番重要なのは、今回の人生で私たちがおかれた境遇は、決して偶然に
もたらされたものではない、ということだ。

私たちは、この世において、中間生で自分が選んだことを体現しているのだ。

私たち自身が、中間生で肉体をもたない状態の時に決定したことによって、今回の人生が決まる。

そして、どのような潜在意識(心がけ)で人生をいきていくかによって、悪運や良運が巡ってくるのである。

たとえ、現状がいかに困難な境遇にあっても、その境遇にわが身をおいたのは、
他ならぬ自分自身なのだ。

人間はそれぞれ、『試練や苦難の中にこそ、学び成長するための最大の機会が
ある』ということを理解したうえで、その試練や苦難を探し出していくのである


おもしろいことに、ワイス博士も、退行催眠中の被験者の口を借りた指導役の意識体から、ホイットン博士が達したものと、同じ内容のメッセージを受け取っています。

お前たちは、強欲を克服すること学ばなければならない。

もしそれができなければ、それは次の人生に持ち越される。

そしてその重荷は益々大きくなっていく。

どのような人生を送るかは、お前たちが自分で選択しているのだ。

だからお前たちは、自分の人生に100%の責任がある。

自分で選択しているからだ。


自分の過去生に基づいて、次の人生が選ばれる仕組みを垣間見てしまうと、退行催眠の被験者たちは、あらためて自分自身に思い責任があることを認識します。

しかし、素晴らしい進歩の仕組みを理解した被験者たちは、その思い責任に怖れ
おののくのよりも、むしろ人知を超えた宇宙の法則に対して、感謝の情を抱くのです


ホイットン博士のもとで被験者となり、800年前まで遡って数々の人生を思い出したある
男性は、退行催眠を終えたあとで、次のような感想を述べています。

私は、言葉に尽くせないような崇高な創造のレベルを、ほんの少しだけ垣間見る
ことを許されました。

私たちのすることには、全て非常に深い意味があることを、思い知らされました。

そして人生での苦しみは、偶然に生じたものでないことが、よく判りました。

私たちの人生はみな、私たちの想像を遥かに超えた、永遠に続く計画の一部に
過ぎないのです。



飯田史彦 研究室へ ようこそ!(福島大学経済経営学類 教授)


【あとがき】

「信じたくない」、「信じられない」でも、自分で自分の人生のシナリオを描き、この世に生を受ける。

自分の人生を信じる」という言葉にもハッとする時がある。

「自分で自分の人生のシナリオを描き、この世に生を受ける」

だから、「自分の人生を信じられる」のであろうか。

ふと、そんなことを思いました。

考えられないくらいこの多次元世界の仕組みは凄いと思うけど、その凄さは、考えられないくらいを遥かに上回っているのでしょう。



<< 前のページ

次のページ >>

関連ページ

  • 物質世界への再訪(1) 新しい体との合体(1)

    自分で自分に与えた学びのプログラム、つまり問題集である人生を計画し、
    最適な両親を選ぶと、その親がまだ胎児を宿してない場合には妊娠を促し、
    妊娠をしている場合には、その胎児の中へと入っていきます。


    厳密な統計はありませんが、参考までに付記すると、ある医師の経験では、催眠中に、「妊娠三ヶ月前後の胎児の中に入っていった」と答えた人が、
    全体の七割前後を占めていたそうです。


  • 物質世界への再訪(2) 新しい体との合体(2)

    この被験者が催眠によって思い出している描写の中に、「新しい体と合体」と
    いう表現があることは、極めて重要です。

    「新しい体と」というからには、以前に「古い体」もあったことを示しており、
    しかも、「合体」という言葉によって、「元々別個の存在が一緒になる」と言う
    感覚を見事に表わしているからです。


    赤ちゃんの肉体(または脳)の中に、一つの意識体が入っていくことによって、その赤ちゃんは、「肉体+意識=人間」として完成されます。


  • 物質世界への再訪(3) 「こころ」としての自覚(1)

    ところが出てきてみると、この世界にすごく腹がたった。

    一生懸命やってみても、誰も私に注目してくれなかった。

    私のことを一番知っているのはこの私だと思っていたから、ますます腹が
    立って仕方がなかった。

    私は自分が何でも知っていて、何でも判ると思っていたし、実際よく知って
    いた。

    自分を人間であるというよりも、『こころ』そのものだと、何でも知っている賢い『こころ』そのものだと思っていた。

    だから無理やり勝手なことをされると、とても腹がたった


  • 物質世界への再訪(4) 「こころ」としての自覚(2)

    ここで、これまでの内容を要約してくれるような、興味深いお手紙をご紹介しましょう。

    ある日本人のお嬢さんが、五歳の子供に可能な精一杯の言語表現で、生まれる仕組みについて教えてくれています。


  • 物質世界への再訪(5) 「こころ」としての自覚(3)

    妹と一緒に相談しながら両親を選び、「神様」(本書でいう「指導役の光」?)の承諾を得て生まれてきたことや、生まれる前は肉体を持っていないので自由かつ瞬時に移動できることなど、大人たちが催眠によって思い出すことと同じ現象を答えています。 


  • 物質世界への再訪(6) 壮大な成長の旅(1)

    「光という意識体」たちは、人間でなく、あらゆる生命や地球や宇宙そのもの
    とも、つながりながら進化・成長しているようです。


    だからこそ、自分が本当に幸せになるためには、自分以外のあらゆる存在と一緒に幸せにならなければいけないのです。みながつながっている限り、自分一人だけが幸せになるという現象は、決してあり得ません。


  • 物質世界への再訪(7) 壮大な成長の旅(2)

     

    一番重要なのは、今回の人生で私たちがおかれた境遇は、決して偶然にもたらされたものではない、ということだ。

    私たちは、この世において、中間生で自分が選んだことを体現しているのだ。

    私たち自身が、中間生で肉体をもたない状態の時に決定したことによって、
    今回の人生が決まる。

    そして、どのような潜在意識(心がけ)で人生をいきていくかによって、悪運や良運が巡ってくるのである。

    たとえ、現状がいかに困難な境遇にあっても、その境遇にわが身をおいた
    のは、他ならぬ自分自身なのだ。

    人間はそれぞれ、『試練や苦難の中にこそ、学び成長するための最大の機会がある』ということを理解したうえで、その試練や苦難を探し出していくので
    ある。