最適な両親を選択(1) 両親にすべき候補(1)
さて、「次の人生で、何を学ぶべきか」というテーマが判明すると、「それを学ぶためには、どの親のもとへ生まれていけば良いだろうか」と言う観点から、最適な親を
選び出す作業に入ります。
もちろん、まず先に、何らかの事情で「生まれていくべき親」が決まっていて、「この親の
もとへ生まれるとすれば、何をどう学べるだろうか」という観点から人生計画を立てることもあります。
これは、「どうしても、もう一度、あの親のもとへ生まれていきたい」という強い願いがある
場合や、「今度は、あの子を親にして生まれてみて、親子の立場を逆転させながら学んでみるべきだ」という必然性がある場合などに相当します。
特に、幼くして死んだ人生の後、その両親が新たな子供を生む場合には、同じ両親のもとに、すぐ生まれていこうとします。子供の方も、理由があって幼い死を経験したとはいえ、やはり同じ親に再会して、今度は長い人生を送りたいという願いが強いからです。
実際には、これら二つの観点のどちらかを優先させながら、「親の選択」と「人生計画」とが、深く関連し合うよう工夫されます。しかも、具体的には、更に次のような二種類の方法があるようです。
まず、一つ目の方法で親を選んでいる証言から、ご紹介しましょう。いずれも、ウィリストン博士による報告です。
D あなたは、いま、どんなところにいますか?
C なんて説明したらいいのか、よく判らないよ。
何の拘束もない、って感じかな。
なんていうか、とにかく違う場所にいるんだ。
場所っていうんでもないかな……
違う時間とでもいえばいいのか……
とにかく、明るい光があるんだよ、ここは。白い光が。
D 弟に会いにもどりましたか?
C いいや。
D 肉体的な世界とは、はっきり決別したわけですね?
C そうだよ。
D あなたと一緒に、死線を越えた人はいましたか?
C いなかったよ。
D じゃあ、一人きり?
C ああ。
D 死後の世界はどんな感じですか?
C いい気分だ。
腹もへらなきゃ、痛みも感じない。
気楽なもんさ。
地上で何が起こっているかも見えるしね。
地上から離れて、どっか、高いところから見物してるみたいな感じだよ。
白い光に包まれて……
自分自身がそれに同化してしまったみたいさ。
D 地上で何が起こっているのか、見えるんですね?
C 人間たちが、うじゃうじゃと暮らしている。子供たちは遊び、大人は働き……。
D 地上に帰りたいと思いますか?
C ああ、だって、まだ自分は、何も成し遂げてなかったんだぜ。
なんか、意味あることがしたいよ。
D 生まれ変わる時がきたのは、どうやって判るんですか?
C 誰かに、「君の番ですよ」って言われるような、ま、そんな感じさ。
だけど、自分にも、選ぶ権利があるんだよ。
死ぬのだって、何年の何月に死ぬのがいいとかね。
自分で選べるんだ。
D 自分にぴったりあった体を、どうやって探したんですか?
C とっても愛し合っている夫婦がいた。すごく素敵なカップルだったんだ。
それで、「あの人たちの子供に生まれたい なぁ」と思った訳さ。
ちょうど奥さんが妊娠していたから、その胎児の中にすべり込んだんだ。
D その時、胎児は何週くらいでしたか?
C まだ、母親が妊娠したと気付かない頃だった。
D ということは、ごくごく初期、つまり受精の直後ということですね?
C そうだよ。
D 他に、両親にすべき候補にあがった夫婦はいましたか?
C ああ、何組かね。
どの夫婦を選んでもよかったんだ。
自分の気持次第で、気に入った夫婦を選んで、親にすればいいんだよ。
D どうして、他の夫婦たちは選ばなかったんですか?
C 僕の選んだ夫婦には、特別に引かれるものがあったからさ。
他の人たちも悪くはなかったけど、断然こっちが良かったんだよ。
D 同じ文化の中に、何組かの両親候補がいたんですか?
C いや、何故かは判らないけど、みんな違う国の人たちだったよ。
この証言では、
「自分にぴったり合った体を、どうやって探したんですか?」
という問いに対して、
「とっても愛し合っている夫婦がいた。すごく素敵なカップルだったんだ。それで、『あの人たちの子供に生まれたいな』って、思ったわけさ」
と答えていることから判るように、
「この夫婦のもとに生まれていけば、幸せになれるだろう」
という判断に基づいて親を選んでいます。
つまり、
「最も自分に喜びを与えてくれるであろう夫婦は誰か」
というのが、親を選ぶ基準になっているのです。
また、この証言が面白いのは、その夫婦以外にも沢山の「両親候補」の夫婦に目をつけておいて、いわば「予選を通過したそれらの夫婦たちの中から、最終的に最も望ましい夫婦を選び出した経緯が、見事に語られているからです。
慎重に吟味を重ねたうえで、「これだ!」と納得できる夫婦に白羽の矢を立てたのだということが、生々しく報告されています。
しかも、まず予選を通過した夫婦たちが、世界の様々な国に散らばっていたことも証言されています。
もちろん、ある特定の国に生まれることに意味がある場合には、同じ国の中から全ての
両親候補を選び出すでしょうが、この証言の場合には、国籍や人種にこだわらずに、「自分に喜びを与えてくれるであろう、とても愛し合っている夫婦」という条件で探し出したようです
おそらく、それらの夫婦の多くは、過去の人生でも何らかの関係があった人々で
あり、再び関り合うことに深い意味があるからこそ、予選を通過したのでしょう。
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さて、「次の人生で、何を学ぶべきか」というテーマが判明すると、「それを学ぶためには、どの親のもとへ生まれていけば良いだろうか」と言う観点から、
最適な親を選び出す作業に入ります。
もちろん、まず先に、何らかの事情で「生まれていくべき親」が決まっていて、「この親のもとへ生まれるとすれば、何をどう学べるだろうか」という観点から人生計画を立てることもあります。
- 最適な両親を選択(2) 両親にすべき候補(2)
この証言から明らかなのは、この時の両親が、
「自分の成長のために最適な試練を与えてくれるであろう夫婦は誰か」
という条件によって、選び出されているということです。
「この両親のもとへ生まれると、きっと多難な人生になるに違いない」
と判っているからこそ、わざわざ意図的に、その夫婦を親として
選んだのです。 - 最適な両親を選択(3) 必要な試練を与えてくれる夫婦を選ぶ
親を選ぶ基準としては、「最も自分に喜びを与えてくれるであろう夫婦は誰か」という条件もあれば、その逆に、「自分の成長のために最適な試練を与えて
くれるであろう夫婦は誰か」という条件を優先させる場合もあります。 - 最適な両親を選択(4) 必要な試練を与えてくれる夫婦を選ぶ(2)
この証言を述べている日本女性は、実の父親とどうしても愛し合えず、悲しい親子関係に苦しんできました。
ところが、催眠状態でその理由を探ってみると、「親子であるのに愛し合えないという苦しみ」を知って、その悲しみから学ぶために、わざわざその人を父親として選んだというのです。
しかも、その悲しい人生は、それで「完璧」なのだ、と明言しているところに、
学びの機会としての人生の本質が、示されていると言えるでしょう。 - 最適な両親を選択(5) 必要な試練を与えてくれる夫婦を選ぶ(3)
実際に、胎児の中に入っていく前に、親として選んだ母親の潜在意識に
対して、
「あなたの子供になっていいですか?」
と確認し、承諾を得たという記憶も出てきます。
まず子供が親を選ぶというのが基本型だとしても、親になる側も、心の奥で
「どうぞ、私の子供になってください」
と望んだからこそ、その子が生まれてきたのです。