ソウルメイト達との関係(3) 愛し合うことを学ぶ

このような、一般的なソウルメイトに関する典型的な証言を、日本人の事例から
ご紹介しましょう。

D 光に聞いてください。「私にアドバイスを下さい、娘にどのようにしてやればいいので
しょうか?」と。
C「好きなようにさせてやりなさい」って、おっしゃっています。
D「娘と私は、どういう関係なんでしょうか?」
C「一緒……お前は娘、娘はお前なのだ」
D「どういう意味なんですか?」
C「娘はお前の鏡なのだ」と。


この証言では、「娘はお前の鏡なのだ」という言葉で示されるように、親子というソウル
メイトが、互いに「因果関係の法則」の中で言動していることを強調しています。

「因果関係」とは、「自分が発した感情や言動が、巡り巡って自分に返って来る」という法則のことを言います。


したがって、母親が愛をもって娘に接すれば、娘も愛を返してくれますが、母親が
怒りをもって接すれば、娘も怒りを返してくることになるでしょう。


しかし、実際には、「自分が愛を与えても、相手が益々いい気になって、好き勝手に振舞うようになったら、愛を与えた自分は大損をしてしまう」などと、思わず「損得勘定」に行って
しまいがちです。

そのため、「損をしないように、最初から、愛なんか与えるのはやめておこう」と計算し、
自分を守る方向へと進んでしまうものです。


このような人間関係のうえでは、むしろ、かえって自分を苦しめてしまう「損得勘定」を、完全に放棄してしまう方が、よほど楽になります。

この相手からは、何ももらわないでもかまわない。あげるだけあげて、あとは、
返してくれるかどうかなんて、全然気にしないでおこう。

それは、相手のためじゃなく、自分のためにそうするのだ。

だって、その方が、ずっと気が楽なのだから

と、良い意味で割り切ってしまうのが得策だと言えるでしょう。


そのうえで、そう割り切った自分を大いに誉め、

ああ、愛情の等価交換を放棄した私って、なんて素晴らしい人間なのかしら

などと、そんな自分を大好きになれば良いのです。



飯田史彦 研究室へ ようこそ!(福島大学経済経営学類 教授)
 

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