死後の世界でのコミュニケーション(2)

次の証言でも、意識体としてのコミュニケーションの方法について、具体的に述べられて
います。


C もう自分の体にはとどまるのはやめようと決心した時、体が光で満たされたような感じがしました。自分が輝きだして、肉体を離れると、そこには先立っていた姉が待っていました。姉は、「怖がらなくてもいいのよ」と言いました。

「怖くないわ」と、私は答えました。

とっても平和な気持ちで、あの激痛が嘘のようです。私は、姉があんまり穏やかなので、ちょっと驚きました。

いつも、キンキンした声でまくし立てるようにしゃべる人でしたから。でも、今の姉はとても穏やかで、落着いて見えます。まるで、一緒にいる人の心を包み込むような感じです。

それから私は、自分が体全体でものを見たり聞いたりしているのに気がつき
ました。


自分の体が、どんどん大きく膨れ上がっていくんです。まるで風船みたいに膨らんでいくんです。

体が軽くなって、どんどん膨張して、ああ、いい気持ち。病気でむくんだ体とは違います。
もっと軽やかで、自由な気分です。

今は、夫の気持ちも理解できます。子供たちも、私がいなくてもやっていけるでしょう。家族と別れる辛さも、消えてしまいました。「私がいなくても大丈夫だ」と、確信できたからです。

私はもっと先へ進んで、私のまわりに漂うエネルギーの指示に従わなければなりません。


D まわりのエネルギー? それはなんですか。お姉さんのほかにも、そこに誰かいるのですか?

C いくつかのエネルギーは、人間の姿をしています……もう手足はないけれど、なんとなく、まだ人間のように感じるんです。ほら、誰かの視線を背中に感じることがあるでしょう? それと同じです。でも、嫌な感じじゃないの。とってもいい気持ち。だって、私を愛してくれているんですから。

姉は、事故の前と同じに見えますが、他の人たちは……どんな顔をしているのかは、よくわかりません……人間というよりは、私を支え、勇気付けてくれているエネルギーと言った方がいいような気がします。私はみんなと語り合うことができますが、まだ、こちらから話しかけたことはありません。


この証言には、多くの貴重な情報が含まれています。

まず、生前は「キンキンした声でまくしたてるようにしゃべる人」であった姉が、他界したあとには、「穏やかで、落着いて見え、まるで、一緒にいる人の心を包み込む
ような感じ」になっていたという点です。

言い換えれば、私達は、この物質界で生きている時には自己中心的な性格で
あっても、人生を終えて本来の姿になったあとは、みな「善なる存在に」戻っていくのです。


また、「今は、夫の気持ちも理解できます」という証言からは、物質界では理解できなかった人の気持ちや、複雑な人間関係の仕組みも、人生を終えて本来の姿に
戻ったあとには、全て理解できるようになることが判ります。

死後には完全にトランスパーソナルな状態に戻るため、自分以外の存在の気持ちが、手に取るように判るからです。


さらに、この証言からは、人生を終えたあとで自分を迎えにきてくれる存在たちに、二つの種類があることが判ります。

一つ目は、「人間のように感じるエネルギー」であり、終えてきたばかりの人生で
関係を持ち、自分に先立って他界していた意識体です。


これらの意識体たちは、人生を終えてきたばかりの自分に対して、「あの時、私があんなことをして、あなたを傷つけてしまってごめんなさい」などと、「和解」をする
ために現れてくれます。


そして二つ目は、「人間というよりは、私を支え、勇気付けてくれているエネルギー」たち、つまり、いつも自分を見守りながら、ガイド(指導者)の役割を果たしてくれている存在たちだと言えるでしょう。


このように、催眠中にビジョンとして現れてくる「光」達の中には、いわゆる「マスター」
(先生)のような叡智に溢れる存在もいれば、終えてきた人生で家族として過ごしたような、より身近な存在たちも 含まれています。

ただし、一般的には、「マスター」として感じるほどの存在は「非常にまぶしく輝く光」(波長の高い強力なエネルギー)として見え、より身近な「縁のある意識体」たちは、マスターたちと比べると、普通の光として見えるようです。


飯田史彦 研究室へ ようこそ!(福島大学経済経営学類 教授)

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    とっても平和で美しいところなんです。
    真っ青な、光あふれる世界。
    地球とそっくりでいながら、全く違う、不思議な世界。


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    C もう自分の体にはとどまるのはやめようと決心した時、体が光で満たされたような感じがしました。自分が輝きだして、肉体を離れると、そこには先立っていた姉が待っていました。姉は、「怖がらなくてもいいのよ」と言いました。

    「怖くないわ」と、私は答えました。

    とっても平和な気持ちで、あの激痛が嘘のようです。私は、姉があんまり穏やかなので、ちょっと驚きました。


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