目からうろこ!健康・美容・幸せ館のトップページマクロビオティックとは? > 9-2. マクロビオティック、タンパク質は動物からではなく植物から(1)

9-2. マクロビオティック、タンパク質は動物からではなく植物から(1)

現代の食生活には、数々の問題点があります。

その中でも、第一に問題なのはタンパク質のとり方です。

欧米型の食事では、動物からタンパク質を取ろうとします。

牛、豚、鶏など家畜の肉や鶏卵、牛乳などが食卓の中心と
なっています。
 
でも、これはあまり自然なタンパク質の取り方ではありません。
 
こうした食生活は歴史が浅く、人類が近代に入ってからのもので、
ここ100年ほどの間に広まったものです。

その原動力となったのは近代の栄養学ですが、
この学問はまだ始まってから日が浅いのです。

ですから、食に関する知識の体系が、まだ充分に整備されている
とはいえません。
 
そのため、人の食生活を少し誤った方向に導いてしまったのです。

では、人がその長い歴史の中で、いったい主にどんな形で
タンパク質を摂っていたのか調べると、動物ではなく植物から
摂っていたということが判ります。
 
「植物のタンパク質」といえば、日本人ならすぐに、
「お豆腐や納豆のことだ」と気付かれるでしょう。

お豆腐の原料である大豆には豊富なタンパク質が含まれて
いますし、豆類にはタンパク質を多く含んでいるのものが
沢山あります。

豆類は、本当に貴重な植物性タンパク質の源だといえましょう。

でも、実をいえば、人が長い間にタンパク質を主に摂っていた
食物は、豆類のほかにあるのです。

そして、これこそは現代人がタンパク源として、いつの間にか
忘れさっている大切な食べ物なのです。

それは穀類です。

長い間にわたり、人間は主に米、小麦、大麦、とうもろこし
などの穀類からタンパク質を摂ってきました。

但し、人間が伝統的に穀物を食べてきた食べ方と、現代の
食べ方では少し違いがあって、そのために今の人は穀物から
タンパク質をあまり摂れていません。

例えば、現代のみなさんがお米を食べるとき、真っ白いご飯を
炊いて食べます。

ご飯が真っ白いのは当たり前だと思っておられる方も多いと
思いますが、昔の人が食べているご飯は違う色をしていました。

茶色がかっていたのです。

米は、一番外側の籾殻を外すと茶色いもので、
玄米と呼ばれます。

昔はこの玄米をそのまま炊いていたので、
ご飯は茶色だったのです。

今のご飯が白いのは、玄米の外側の部分を削って、
米を精米しているからなのです。

つまり、真っ白いご飯を食べるということは、
米の外側の部分を捨ててしまうということなのです。
 
しかし、今の食生活で捨てられている、米の外側の部分にこそ、
大量のタンパク質が含まれているのです。

これは、小麦やトウモロコシの場合でも同じです。

小麦にしても昔のパンは、小麦の粒を丸ごと挽いて
使っていましたから、パンを割ると中の生地まで
茶色がかっていたのです。

でも、今のパンのほとんどは、精白した小麦の粉を使って
焼きますから、割ってみると真っ白い色をしています。

今の食生活では、米だけでなく、小麦などの穀物を
食べる場合でも、タンパク質を豊富に含んでいる部分を
わざわざ削って捨ててしまっているのです。

なんだか不自然な話だと思われませんか?

   (つづく)

(参考)『久司道夫のマクロビオティック入門編』より 東洋経済


こんな玄米ダイエットがあったのか! 新発想の玄米食

<< 前のページ

次のページ >>

関連ページ

  • 9-8. マクロビオティック、『牛乳は子牛用です。人には向いていません(2)』

    また、牛乳にはタンパク質や脂肪が多く含まれていますが、 これも人にとってあまり利用できるものではありません。 牛乳というのは牛の赤ちゃんを育てるためのものですから、 元々人間用ではありません。 タンパク質や脂肪の粒が大き過ぎて吸収しにくくなっています。 たとえ吸収されたとしても、体はそれを利用できな...

  • 9-7. マクロビオティック、『牛乳は子牛用です。人には向いていません(1)』

    『牛乳は子牛用です。人には向いていません』 第四に問題なのは、牛乳や乳製品です。 現在の日本では食生活の欧米化が進んでいます。 そのために、あまり良くないことも起こっています。 肉や卵を沢山食べることもそうですが、もう一つ目立つのが、 牛乳や乳製品を沢山取るようになったことです。 これも近代の栄養学...

  • 9-6. マクロビオティック 砂糖の取り過ぎは心身の美しさを失わせる(2)

    砂糖の取り過ぎは心身の美しさを失わせる(2) 砂糖は、胃にも良くありません。 単糖類・二糖類が胃に入ると、「ストマック・リアクション」と いう反応が起こります。 胃というのは、食べ物を消化するために働いているのですが、 単糖類・二糖類が入ると動きが止まります。 そして胃液が沢山出るのです。 そのため...

  • 9-5. マクロビオティック、砂糖の取り過ぎは心身の美しさを失わせる(1)

    三つ目の問題点は砂糖の取り過ぎです。   最近の食生活では砂糖がふんだんに使われています。 女性などは特に甘いお菓子に目がないですし、 料理の味付けにも砂糖を多く使います。 でも、これは気をつけた方がいいのです。 砂糖を取り過ぎると、興奮したり落ち込んだりという 気分の起伏が激しくなりますし、 また...

  • 9-4. マクロビオティック、脂肪分は少なくして、植物から。

    脂肪分は少なくして、植物から取りましょう 現代の食生活で第二に問題なのは、脂肪分の取り過ぎです。 特に動物性の脂肪分が多過ぎます。   本来、脂肪というものは食物の中からあまり取る必要のない ものです。 最近の食生活でよくあることですが、ついつい食べ過ぎに なります。 ご飯やパンなどを食べ過ぎれば、...

  • 9-3. マクロビオティック、タンパク質は動物からではなく植物から(2)

    現代の人は、真っ白いご飯、真っ白いパンを食べているので、 植物性のタンパク質が取れていないのです。 その分を肉や卵などの動物性タンパク質で補うというのが、 現代の食事の実情になっています。 ですから、肉食というのは、穀物のタンパク質を捨てる という不自然な食べ方をしていることが原因となって 生まれて...

  • 9-2. マクロビオティック、タンパク質は動物からではなく植物から(1)

    現代の食生活には、数々の問題点があります。 その中でも、第一に問題なのはタンパク質のとり方です。 欧米型の食事では、動物からタンパク質を取ろうとします。 牛、豚、鶏など家畜の肉や鶏卵、牛乳などが食卓の中心と なっています。   でも、これはあまり自然なタンパク質の取り方ではありません。   こうした...

  • 9-1.『マクロビオティック』とは

    マクロビオティックという耳慣れない言葉を聞くと、最近急に 出てきた流行のように考えられるかも知れませんが、 この考え方は、西洋文化の中でもずっと息づいてきたものです。 「マクロビオティック」とは、元々は古代ギリシアの哲学者や 医学者が使っていた言葉でした。 ソクラテス以前の古代ギリシアでは、大きな宇...